スティーズリアルコントロールS65ML-SVは、PEラインを使用して表層から中層、ボトムまでのワーミングを幅広くカバーできるバーサタイルなロッドです。特にS61L-SVでは扱いにくい中量級ルアーに対して優れた操作性を持ち、キャスト性能や感度、そして操作時の硬めのティップによるルアーのコントロールが秀逸です。掛けてからはバットまで曲がり込む柔軟性も備えており、ロッドの基本性能はS61L-SVを継承しています。
スティーズリアルコントロールS65ML-SVのインプレ
ダイワのスティーズリアルコントロールS65ML-SVのインプレがあるのか確認しました。
早速届いたスティーズリアルコントロールS65ML-SV。
先に店舗で触る機会があったので63SULもいいなと思いつつ65は思った通りズシッとしていて違和感バイトがすぐわかりそう。
ただオジサンになった手首がどこまでついていけるか… pic.twitter.com/6dW0lglvXE— 渡並塾 (@1073jyuku) December 8, 2023
スティーズリアルコントロールS65ML-SVのスペック
S65ML-SVの特徴的な設計には、AGS(エアガイドシステム)、SVF COMPILE-Xナノプラス、X45フルシールド(=X45コブラシールド)、CWS(カーボンラッピングシステム)、ZERO_SEATなどの最先端技術が採用されています。これらの技術により、軽量で高感度なロッドが実現され、釣り人にとっての操作性が飛躍的に向上しました。
藤田プロやDAIWAのエンジニアたちは、このロッドを「S61Lより長くて強い」と表現しています。用途としては、S61Lでは扱いにくい重めのルアーに適しており、PEラインの0.8号から1号が最適です。さらに、S65ML-SVはライトパワーフィネスロッドとしても優れており、S61L-SVのちょいロング&ちょいパワーアップバージョンとして、高い完成度を誇ります。
このロッドは、感度と操縦性に優れた使用感があり、テーパーもレギュラー寄りのファストで、張りがありながらも深くスムーズに曲がり込む特性を持っています。そのため、応用範囲が広く、藤田プロにとってもS61L-SVと並んで多くの場面で使用されています。2023年においては、このロッドの使用頻度と試合での貢献度は特に際立っていました。
具体的な使用例としては、パワーミドストやエラストマーフロッグ、ライトパワーフィネスなど、幅広い釣り方に適しています。特に、レイク・マーレイ戦でのビッグフィッシュ賞やシャンプレイン戦でのウイニングロッドとしても活躍しました。藤田プロの驚異的なスピードでバスを掛けてから取り込む様子は、LIVE中継でも話題となりました。このロッドは、PEラインとフロロリーダーの組み合わせで、非常に短時間での釣果を実現することができます。
まとめ
スティーズリアルコントロールS65ML-SVは、その信頼性の高さから、使うほどに釣り人の信頼を増す素晴らしいロッドです。バスフィッシングにおける操作性、感度、パワーを兼ね備えたこのロッドは、あらゆる釣り場での成功を支える最良のパートナーとなることでしょう。