ダイワのスティーズS65L+ -SV・SMT、通称「SKYBOLT」は、2021年に登場したフィネスロッドであり、その最大の特徴はダイワ独自の穂先テクノロジーであるSMT(SUPER METAL TOP)です。このSMTは、超弾性チタン合金を採用しており、カーボン素材では実現できない驚異的な感度を誇ります。SMTは、曲がってもすぐに戻る超弾性特性を持ち、金属ならではの振動伝達による「金属的な手感度」を実現しています。
スカイボルトのインプレ
スカイボルトのインプレがあるのか確認しました。
今日朝に遅くなったけどやっと今年初バスが釣れたー!42cmとサイズはそれなり。新しく買ったスティーズ、スカイボルトとルビアスでの初バスでもあったから嬉しい pic.twitter.com/lPXvcsVYZ4
— 宵闇バザー (@sakuya331) April 10, 2016
新しく導入したスカイボルトで1匹目
小さいけどね〜…#霞ヶ浦 #バス #ダイワ #スティーズ pic.twitter.com/ntv0jmiupB— コ〜ジ (@shinbachikoi) April 28, 2019
スカイボルトのスペック
SKYBOLTの開発において、特に注目すべきは、ラインスラックが出た状態でも金属的な振動を手元に伝える能力です。この特性により、微細な変化をも逃さず感知することができます。14FASTHAWK、15FIREHAWK、16SKYFLASH SMTといった過去のモデルを経て、SKYBOLTはその最終進化形として登場しました。開発を担当した川口直人氏は、フィネスの領域でさらなる高感度と操作性を追求し、このモデルを完成させました。
SKYBOLTは、少ない入力でティップが連続して動き、マイクロピッチシェイクを自在に行うことができます。一度のシェイクが振動を増幅し、反復運動へと変換される設計です。トップにはMNSTガイド、以降にはKBガイドをティップ部に搭載し、重さを持たせることで反復をサポートしています。これにより、SMTの金属的な感度がSVF COMPILE-Xのベリーからバット部分へと繋がり、些細な変化も余すことなく手元に伝達されます。
このロッドは、ミドストやボトスト、ホバストといったスイミング系の釣法に加え、ボトムの微かな変化を感じ取るライトリグ全般に優れた対応力を発揮します。特に、1/16oz.シンカーの各種リグを中心に、フィネスアプローチでその威力を発揮します。川口直人氏は、このモデルが従来のライトリグの世界をさらに進化させると自信を持っています。
SKYBOLTには、ダイワの先進技術もふんだんに取り入れられています。SVF COMPILE-X技術により、レジンの量を減らし、カーボン繊維の密度を高めることで、軽量化とパワーアップを実現しています。また、X45フルシールド構造がロッドのネジレを防ぎ、キャストアキュラシーを向上させています。さらに、3DX技術により、ロッドの復元力を高め、ブランクス本来の性能を引き出すことができます。
SKYBOLTは、ダウンショットリグ、スモールラバージグ、ミッドストローリング、ボトムストローリング、ノーシンカーリグ、ネコリグ、ワッキーリグ、ジグヘッドリグ、ライトキャロライナリグなど、様々なルアーに対応可能です。この多様性により、あらゆるフィネスシーンで信頼できるパートナーとなります。
全長1.96m、仕舞寸法は172cm、自重は87gと非常に軽量でありながら、強靭なパワーと高い感度を兼ね備えています。先径1.6mm、元径10.4mm、ルアー重量は1.4gから9g、ラインは2.5lbから6lbに対応しており、様々なフィネスリグに対応できる設計です。
まとめ
ダイワのスティーズS65L+ -SV・SMTは、川口直人氏の理想を具現化したフィネスロッドとして、現代の釣りシーンにおいて欠かせないアイテムです。その高感度と操作性、そして多様な対応力により、多くの釣り人にとって信頼できるパートナーとなることでしょう。