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ダイワのスティーズSC S64L-SVSTのインプレは?

ダイワのスティーズSC S64L-SV・ST、通称「FIRE FLASH [Shore Competition]」は、陸のフィネスゲームにおける新たな守護神として、川村光大郎氏の監修のもと完成しました。フィネスゲームに特化したこのロッドは、川村氏が自ら指揮をとるShore Competitionシリーズの発足から6年目にして初めてのモデルであり、STEEZオリジナルシリーズとしては11SERGEANT、14KING BOLT F-specに続く3作目のスピニングモデルとなります。

スティーズSC S64L-SVSTのインプレ

スティーズファイヤーフラッシュのインプレがあるのか確認しました。

スティーズSC S64L-SVSTのスペック

これまで川村氏のフィネスロッドと言えば、14KING BOLT F-specが挙げられます。このモデルは、超軽量かつ高感度のSVF COMPILE-Xを採用し、06KING BOLTの優れた特徴を踏襲しながら、より軽量なリグへの対応力を高めたバーサタイルスピニングロッドでした。しかし、現代のフィールドではさらに軽量なリグや小さなワームへの対応力が求められるようになりました。そこで、川村氏は1.8g以下の軽いリグを使いやすくすることを目標に、この新モデルの開発に取り組みました。

FIRE FLASHの開発において、川村氏はソリッドティップの採用に踏み切りました。従来はソリッドティップを好まなかった川村氏ですが、今回の開発では中弾性ソリッドティップを採用することで、軽いリグでも変化をしっかりと感じ取り、手元に伝えることが可能になりました。このソリッドティップは、SVF COMPILE-Xのベリーからバットにかけての硬さと、ティップのしなやかさを兼ね備えています。これにより、ロッド全体のバランスが取れ、様々なシーンで高いパフォーマンスを発揮します。

また、FIRE FLASHは、レギュラー寄りのテーパーを持ち、小型プラグとの相性も向上しています。例えば、STEEZシャッドやガストネード70などの小型プラグを使う際にも優れた操作性を発揮します。さらに、ブランクには川村レッドが採用され、見た目の美しさとともに、士気を高める効果もあります。

ダイワの先進技術もこのロッドにふんだんに取り入れられています。SVF COMPILE-X技術により、レジンの量を減らし、カーボン繊維の密度を高めることで、軽量化とパワーアップを実現しています。また、X45フルシールド構造がロッドのネジレを防ぎ、キャストアキュラシーを向上させています。メガトップ技術は、繊維と樹脂が均一に分散するカーボンソリッドであり、強度と感度を飛躍的に向上させます。

FIRE FLASHは、スモールラバージグ、ノーシンカーリグ、ダウンショットリグ、ネコリグ、ジグヘッドリグ、ワッキーリグ、スティックベイト、シャッド、ミノー、プロップベイト、バグルアーなど、様々なルアーに対応可能です。この多様性により、あらゆるフィネスシーンで信頼できるパートナーとなります。

全長1.93m、仕舞寸法は169cm、自重は95gと非常に軽量でありながら、強靭なパワーと高い感度を兼ね備えています。先径1.5mm、元径10.4mm、ルアー重量は0.9gから7g、ラインは2.5lbから6lbに対応しており、様々なフィネスリグに対応できる設計です。

まとめ

ダイワのスティーズSC S64L-SV・STは、川村光大郎氏の理想を具現化したフィネスロッドとして、現代の釣りシーンにおいて欠かせないアイテムです。その高感度と操作性、そして多様な対応力により、多くの釣り人にとって信頼できるパートナーとなることでしょう。

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